公開講座

第17期公開講座「コロナ禍との闘い ウイルスとの共生 -アフターコロナの生き方、社会のあり様を見据えて」を開催いたしました。

本年度は「コロナ禍との闘い、ウイルスとの共生:アフターコロナの生き方、社会のあり様を見据えて」と題し、「感染症」と向き合ってきた長い歴史の中で、「いま何が起きているのか」「何を学ぶことができるのか」「今をいきる私たちに、また社会に突きつけられているものは何か」について、共に学び、考えることを目的として開催いたしました。
初回は、熊本学園大学社会福祉学部教授・水俣学現地研究センター長の宮北が「未知の”感染症”にどう向き合っていくのか 〜ワンヘルス(One Health)の視点から〜」として、国内の新型コロナ感染症の状況、感染予防対策など全体像について理解を深めた。2回目は、国際医療福祉⼤学和田耕治教授に「新型コロナウイルス対策〜これまでとこれから〜」として国内外の感染状況、対策、今後の取り組みを分かりやすく話していただいた。感染拡大防止のためオンラインの講演であったが、個人が具体的に取り組む感染予防なども共通認識として持つことができた。3回目は熊本学園大学社会福祉学部教授・水俣学研究センター長の花田が「感染症の洋の東⻄:コロナ自粛の経済学」として感染症に対する差別問題と経済問題について解説した。4回目はたかの呼吸器科内科クリニック髙野義久院⻑が「新型コロナ感染症の予防と対策-開業医の⽴場から」として新型コロナの特徴などについて学ぶことができた。最後は、水俣市内で介護や医療、保育の現場から4人に取り組み、工夫について報告していただいた。5回とも、活発な意見や質問が多く、充実した公開講座となった。今回の公開講座は、延べ176の方が受講、17人の方が全5回を受講され、修了証を発行しました。
開催にあたり新型コロナ感染症拡大防止のため、受け付けでの体温測定、ヘルスチェックシートのご協力、アルコール消毒を行い、開講中はマスクの着用、換気、終了後のアルコール消毒など感染予防対策を行いました。
今回の公開講座の様子が西日本新聞10月1日、8日、15日、22日、29日に掲載されました。

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