水俣学講義一覧

第19期水俣学講義全15回終了いたしました

第19期水俣学講義を9月24日(木)から2021年1月21日(木)まで全15回終了いたしました。本年度も、水俣病の被害当事者、支援者、研究者、医師など多彩な方々が講師を務めてくださいました。
研究者でもあり、参議院議員でもある嘉田氏からは、琵琶湖問題と水俣病についてお話を伺いました。水俣からは、水俣病資料館語り部でもあり、漁師でもある杉本肇さんから水俣病患者家族、水俣での漁業について伺いました。アイリーン・美緒子・スミスさんからは映画「MINAMATA」公開を前に、今できる水俣病解決に向けた行動など、若い方々に向けたメッセージを含めた内容でした。医師である緒方先生、反公害運動、カネミ油症問題に深くかかわる藤原氏、ペシャワール会で広報担当されている福元し、石牟礼道子さんの資料保存会の米本氏、報道は現役の毎日新聞社の西氏、差別について水俣病だけでなく新型コロナ感染症についても、差別と向き合うための問題提起を朝治氏から伺いました。本年度も、大学の講義とは思えない、ぜいたくな内容の第19期水俣学講義だったと思います。講師の皆様に感謝申し上げます。
新型コロナ感染症拡大防止のため遠隔授業での開催でした。受講生は186名、一般の方々も毎回欠かさず受講してくださいました。また、講義の様子も何度か報道されました。
2021年度も秋学期(2021年9月~2022年1月)に開講いたします。

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