水俣学プロジェクト3

資料展「映像シンポ」盛況でした。

10月30日から法政大学で始まった資料展「水俣病とむきあった労働者」ですが、11月3日に「水俣のテレビドキュメンタリーを読み解く」と題して、映像シンポを開催しました。

まず、小林直毅法政大学教授が、NHKの報道素材を上映しながら、テレビドキュメンタリーがいかに作られ、またどのような意味を持つのかを水俣病事件報道に例を取って解説しました。次に藤田真文同教授が、熊本地元のRKK(熊本放送)のニュースや番組を見ながら、何をどのように伝えようとしたのかを解析してくださいました。お二人とも昭和34年ごろの水俣病報道のごく初期の映像やもう今は見ることの出来ない水俣病の映像資料を紹介しながらの研究報告でした。

法政大学に環境報道アーカイブを作って行こうという取り組みの嚆矢となる報告でした。

15席しかない会場に60名近くの参加者があり、廊下まで立ち見状態でした。

なお、この日の報告はいずれ、何らかの形で来られなかった方々にも報告できるようにしたいと考えています。

(写真は、小林先生の報告風景です。)

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