公開講座

第13期公開講座「熊本地震と水俣-地震への備えを考える」のご案内

熊本学園大学水俣学研究センター 第13期公開講座「熊本地震と水俣-地震への備えを考える」を開催いたします。

熊本では、4月14日、16日の2回震度7の揺れを経験しました。余震は続いており、8月20日で2000回を超えました。震源地の益城町を中心に、死者50名、16万棟余の建物が甚大な被害を受け、現在も避難生活が続き、再建のめどが立たっていない人たちも多くいます。水俣も震度5の揺れを経験し、1960年に建てられた水俣市役所は倒壊の恐れがあり、市役所機能の移転を余儀なくされました。市内の建物被害やチッソの旧八幡残渣プール周辺の護岸の破損などがマスコミで報道されています。
近いうちに水俣でも震度6を超える地震が発生する可能性もあり、来るべき地震にどう備えるのか、防災計画の再構築が迫られています。
被害には地震のような自然災害による被害と人的・物的環境などによって防げる被害があります。熊本地震発生直後からの避難所設置と運営、障害者支援、避難者としての経験から、今後、地震にどう備えるのか、水俣市の防災計画にどう活かしていけばよいのかを、水俣市民と共に、考えていきたいと思います。

期間:2016年9月27日から毎週火曜日
時間:18:30~20:30
会場:水俣市公民館第一研修室
後援:水俣市

講義日程と講師

① 9月27日 「益城町の被災状況」 和田 要(熊本学園大学社会福祉学部)
②10月 4日 「地域を創るー いま地域で生きるために大切なこと 」 天野和彦(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター)
③10月11日 「熊本地震から復興と次の大震災にどう備えるか」 河田惠昭(関西大学社会安全研究センター長)
④10月18日 「困難を抱える被災者への支援体験  熊本地震における大学避難所の取り組み」花田昌宣(熊本学園大学社会福祉学部・水俣学研究センター長)
⑤10月25日 「被災した障害者に対する支援とその取り組みから見えてくるもの」東 俊裕(熊本学園大学社会福祉学部・被災地障害者センターくまもと事務局長)

受講はすべて無料です。
全講義受講者には修了証を発行いたします。
関連資料の案内チラシもご覧ください。

お申込み先
熊本学園大学水俣学現地研究センター
Tel/Fax:0966-63-5030
E-mail:m-genchi@kumagaku.ac.jp

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