天草環境会議

第31回天草環境会議を開催いたしました。

第31回天草環境会議を2014年7月12~13日の二日間、天草郡苓北町の苓北町コミュニティーセンターで開催し、県内外から、50名ほどの方々が参加してくださいました。
12日(土)は、原発における温排水被害と停止中に海が再生をしつつある状況を反原発かごしまネット代表の向原祥隆さんからご報告いただきました。その後、福島原発事故後の汚染水の現状、被害者の状況について、中地先生、尾崎先生より報告し、脱原発に向けた再生可能エネルギーについて山下先生から報告しました。各講師とも具体的かつ濃い中身であり、時間が足りない、もっと聞きたいという意見をたくさんいただきました。当日予定していた現地検証は、悪天候のため中止となりましたが、夜の交流会は、星空の元開催することができました。
二日目は、地元から吉崎和美氏より海がめの調査を長年続けれていることから見える海岸の被害と海がめの減少について報告があり、水俣からは、「みなまた地域研究会」の山下善寛氏より、水俣市民が中心となっておこなっている被害調査について報告をいただきました。そして、地元からは、路木ダムをめぐる裁判、苓北火力発電所の石炭灰処理問題について報告がありました。
年に一度の環境会議ですが、地元住民、各地で環境問題と真摯に向き合っている住民、研究者などが一同に集まり議論し意見交換ができる貴重な会議となりました。

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