ワークショップ

熊本学園大学教職員水俣現地研修を行いました。

2015年2月28日(土) 熊本学園大学教職員水俣現地研修を行いました。
当センターでは、年に一度,学内教職員を対象に水俣において,水俣学現地研究センターならびに漁村地区など現地訪問研修を実施し,水俣学研究センターならびに本研究プロジェクトに関する理解を深め,研究基盤形成を学内的に支援する体制に資するとともに,研究を支える人材を育成することを目的に開催しています。
本年度は,日常業務のほか、年度末、入試などの業務が重なる時期でありますが、10名の教職員が各部署からご参加下さいました。初めに水俣病を学ぶために原因企業チッソ、百間排水口、水俣病資料館、患者が多く発生した坪段(坪谷)や茂道を見学し、昼食は、水俣の海の幸を味わえる「南里」でいただきました。 また、水俣学研究センターの研究内容を具体的に紹介するために現地研究センターを訪問しました。
学ぶだけでなく、水俣・芦北地域の特産を味わえるよう道の駅「まつぼっくり」、水俣病の教訓から無農薬、自然の営みと循環していけるせっけんなどを生産している「エコネットみなまた」の製品や「柳屋」の美貴もなかも堪能できる内容です。参加者からは、「時間が足りなかった」、「来年度も、参加したい」などの感想を頂きました。ありがとうございました。

学内職員水俣研修に参加して
水俣学研究センター 臨時職員 甲斐法子
県外から熊本に来た私にとって、水俣病は他人事でした。しかし、縁あって水俣学研究センターにお世話になることになり、今回、水俣の地を訪れ、水俣病は過去のものではないことを痛感しました。そして、私のようにこの事実を知らない人たちに、二度とこのような悲劇を繰り返さない為に、伝えていかなければいけないと強く思いました。
今回の水俣研修では、今の私達の安全で豊かな生活が多くの方々の犠牲の上にあることを思い知らされ、改めて、「豊かさ」について考える良い機会になりました。

 

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