国際フォーラム

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第2回環境被害に関する国際フォーラム

PC国際フォーラム

 

開催趣旨

水俣病患者の発生が公式確認され57年が経過している。産業による広範な環境汚染を通じて重篤な患者が発生したこと、胎盤を通じて次世代にも重大な影響を与えたことなどは人類が初めて経験したものであった。また、この水俣病事件は、政治、経済、法律、社会、文化など各方面に大きな影響をもたらした。さらに、水俣地域や新潟では、被害者たちは今なおその傷が癒えておらず、問題も全て解決したとはいえない現状がある。

熊本学園大学では、2000年に原田正純を中心に水俣学研究プロジェクトを設置し、水俣病事件を様々な分野から多角的に捉え、水俣病の教訓を世界に発信し、未来にその教訓を残すような研究を行ってきた。  私たちは、2006年夏に「水俣の教訓は活かされたか」という問い掛けを国内外に発する国際フォーラムを開催した。この成功をふまえて、長期継続的な国際交流と水俣学の国際発信を願い、第2回国際フォーラムの開催を企画した。これは、水俣学の理念と方法に則り、国境を越え、学問の分野を超え、専門家と市民の分断を超えた取り組みによって、水俣の負の遺産(失敗)を繰り返すことのない世界を構築するためである。

ここでの課題は以下の3点に集約される。

  1. 日本において起きた水俣病が引き起こした被害につき、その教訓が日本国内のみならず世界において、どのように活かされたか、あるいは活かされなかったかを検証する。
  2. 世界各地で環境汚染が引き起こされ被害が発生している地域において、日本の経験が教訓として活かされたかどうか、報告を受ける。
  3. 世界各地で起きていることに関する相互理解を深め、水俣の教訓が活かされるのはいかにすれば可能であるかを検証し、将来に向けて発信する。

このフォーラムは、被害者の視点にたち、かつ科学的で公平で実践的な議論の場となることであろう。

 

過去の活動報告